
宮崎県における促成カラーピーマン経営のモデルとして産地づくりを牽引し、地域農業の発展に貢献したとして、西都市三宅の鬼塚長幸さん(62)が、公益社団法人・大日本農会から令和2年度の農事功績表彰者として「緑白綬有功章」を受けました。本来であれば、東京で表彰式が開催されますが、今年は新型コロナウイルス感染症により中止。これにより19日、知事室で伝達式が行われました。
鬼塚さんは40年以上、施設果菜類の経営に取り組み、自動開閉装置やヒートポンプ、つる下げ斜め誘引方式を先進的に導入するなどして経営を確立。また、JA西都カラーピーマン部会部会長や西都市認定農業者協議会会長を務めるなどして、地域農業の発展に貢献しました。現在も、同市園芸振興協議会会長に就任しています。
鬼塚さんは「妻や家族、多くの人に支えられ、受章することができた。これからは、若い生産者を育てたり、スマート農業を取り入れるなどし、西都の産地を盛り上げていきたい」と力強く意気込みを語りました。
