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- 第3期就農研修生、ピーマン収穫始まる/保育との共通点も
新規就農を後押しする宮崎・川南町トレーニングハウスで11月上旬から、減農薬・減化学肥料の特別栽培「さららピーマン」の収穫が始まっています。
今年7月末に関西から移住してきた第3期研修生の箕浦和広さん(27)と妻・栞里さん(30)にとっては初めての収穫です。
JA尾鈴ピーマン部会がシーズンはじめに開いた出荷目ぞろえ会にも参加、出荷規格や収穫時の注意点など詳しく説明を受けました。25~45グラムのM果を選んで摘み取ります。
第2期生と合わせ6人が、20アールのハウスで連日約50キロを収穫。来春の最盛期には1日200キロ近くにもなります。
「見た目の大きさが同じでも重さは違うので、手の感触が頼り。早くコツをつかみたい」と栞里さん。20センチほどの苗を定植して2か月で収穫を迎えました。日に日に大きくなる苗に驚き、生命の力強さに目を見張ります。
京都では6年間、保育士として働いており、「かわいがりすぎてもダメなところは似てるかも」と話します。少しの変化にも気づく観察力が求められるのは、保育の現場と共通しています。
研修生らは部会と同様に、北関東および東北エリアの生協へ出荷します。出荷は6月初旬までの予定で、約30トンの収量を目指します。