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西都黒糖生産グループ/西都の農家ら出荷作業/商品化に向けて試験

【JA西都】

 西都市下三財の西都黒糖生産グループ(農家3戸)が、地元産サトウキビを使った黒糖液の生産に取り組んでいます。甘い香りが漂う作業小屋では現在、サトウキビを搾って容器に詰める作業に追われています。
 同グループは稲やスイートコーンを栽培しており、農作業の省力化ができる作物として2014年にサトウキビの試験栽培に着手しました。15年から本格的に取り組み、今年は約40アールに作付けしました。
 黒糖液は、機械で搾ったサトウキビの汁を大釜で8時間から9時間攪拌(かくはん)し、煮詰めて製造。また、今年から固形の黒糖生産にも挑戦しています。蔗汁(しゃじる)がph7.0になるように消石灰を添付し、綿密に試験紙などを使って試験を行っています。
 生産者代表の緒方一利さん(76)は「無添加・無農薬で、とても健康に良い。料理やコーヒーに入れて、食べて頂きたい。また、固形の黒糖生産も商品化に向けて、試作を続けていきたい」と話しています。


サトウキビを搾る西都黒糖生産グループのメンバー

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