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お待たせ「金の筍」/甘み強く品質最高/高級食材として人気/初出荷/JA延岡たけのこ部会

【JA延岡】

 JA延岡たけのこ部会は12月23日、早掘りタケノコ「金の筍」を初出荷しました。延岡市高野町のJA高野選果場には生産者4人が昨年の2倍強の143.1キロ(うち「金の筍」98.8キロ)を持ち込みました。東京都を中心に関東方面に全量出荷。例年、1キロ5000円前後の高値で取り引きされます。「金の筍」は白くて甘くシャキシャキした食感が特徴。高級料亭などが利用します。ふるさと納税の返礼品としても人気です。
 この日、生産者やJA職員は2L(450グラム以下)から2S(79グラム以下)まで5段階に区分けして2キロ箱に詰める作業に追われました。年内出荷はこの日だけ。年明けは1月13日から始まる。3月下旬まで続き、4月からは加工用へと移り5月下旬に終了します。今季は昨年を10トンほど上回る35トン(青果5トン、加工用30トン)の収量を見込みます。
 同部会の小野昭治部会長は「台風等もなく順調に育った。表年ということもあり、品質は最高。皆さんに食して頂き春を感じてほしい」と満面の笑みを見せます。
 JAの楠田富雄組合長も駆け付け「少雨が心配されたが、生産者の皆さんの努力でりっぱなタケノコが並んだ。JAの代表ブランドのひとつだけに積極的にPRに努めたい」と生産者を励ましました。
 芽が黄色(黄金)なのが「金の筍」の証(あかし)。このため土の中に芽がある間に収穫します。空気に触れると光合成で芽が緑色に変色するからです。「金の筍」の育つ舞野町、行縢町など南方地区は阿蘇山の火山灰が積もってできた肥沃な土壌に恵まれています。部会員は24人。管理面積11ヘクタール。


持ち込まれたタケノコを選別する小野部会長(左)とJA職員

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