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いきいき農業塾が閉講/担い手候補18人が修了/延べ772人に

【JA延岡】

 JA延岡は12月15日、本店大ホールで2020年度いきいき農業塾の閉講式を開きました。30~70代の18人が修了証書を手にしました。うち12人が女性で初めて男性を上回りました。同塾は担い手育成を目的に県と延岡市の協力を得て1999年度から始まり、卒業生は今期で延べ772人になりました。約3割が「ふるさと市場」などJAの産地直売所に農産物を出荷するなど着実に成果を挙げています。
 受講生は2月から12月までの11カ月間にわたり毎月2回の講義、実習を通して野菜、花の栽培や土壌消毒、病害虫防除など農業の基礎知識、技術を学びました。今年は新型コロナウイルスの感染状況により延期した講義を後日、一括して行うなど変則的なスケジュールとなりました。
 JAの楠田富雄組合長は「習得した多くの知識、技術を生かし、何らかの形で農業に携わってほしい。1年間お疲れ様でした」と祝辞を述べ、代表者2人に修了証書を手渡しました。宮崎県東臼杵北部農業改良普及センターの伊木信仁所長は「目指す方向は違っても皆さんが担い手として活躍されることを願っています」と励ましました。
 受講生を代表して岡元町の岡田憲太さん(37)は「真夏の暑いなかマスク着用しての実習や変則的な講義など今年はコロナ禍で大変苦慮したが、皆さん最後まで集中力を切らすことなく頑張った。私自身多くの刺激を受けた。学んだことを基礎に試行錯誤を繰り返しながら農業を頑張ります」と謝辞を述べました。


楠田組合長(前列中央)を囲んで修了生と関係者の皆さん

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