「空飛ぶ新玉ネギ」初せり／1玉300円／ゆうパックで全国へ発送

【ＪＡ延岡】

　ＪＡ延岡の代表ブランド「空飛ぶ新玉ネギ」の初せりは1月28日、延岡市牧町の延岡綜合地方卸売市場でありました。14人が61ケース（1ケース5キロ）を出荷。最高値は2L（直径9～10センチ）が1玉300円で落札されました。昨年より100円下回ったものの2Lとしては100円高となりました。主な出荷先は県内ですが、ゆうパックで全国にも発送します。
　ＪＡ玉ネギ部会の三雲治男部会長は「年末年始の異常低温、少雨という厳しい環境のなか生産者の努力で真っ白で雪のような玉ネギができた。栄養たっぷりの玉ネギをたくさん食べてコロナ禍を乗り切ってほしい」と上質の玉ネギが育ったことを強調。
　「空飛ぶ新玉ネギ」は葉付きで出荷する超極早生。1999年から販売を開始。品種はトップゴールド。柔らかく甘みがあってシャキシャキとした食感が特徴。2002年に宮崎県のブランドに指定されました。「1日も早く消費者に届けたい」との思いを込めて名付けた「空飛ぶ新玉ネギ」のネーミングも人気の要因です。
　同部会は部会員106人。総栽培面積1ヘクタール。うち40人が3ヘクタールで「空飛ぶ新玉ネギ」を栽培。3月中旬までに35トンの収穫を見込みます。切り玉ネギの収穫は3月上旬から5月下旬まで。品種は「貴錦」「浜笑」「アリオン」「ソニック」など。合せて総出荷量は350トンを見込みます。