
延岡市三須町の柳田敏文さん(60)は4月から同市石田町の3連ハウス(約20アール)でマンゴーの収穫を始めました。5月下旬まで続きます。
収穫したマンゴーは全量、同市高野町のJA延岡高野選果場を通して県内の市場に出荷。「ふるさと納税」の返礼品としても好評です。
「今年は早期収穫を目指しハウス内の温度を例年より10日早く上げた。このためか花芽の出ない木が多く収量は前年を大幅に下回りそう。3000個収穫できればよいのでは」と柳田さん。それでも形や色艶などは例年と遜色なく、大半が宮崎ブランド「太陽のタマゴ」の規準「350グラム以上、糖度15度以上」をクリアしており、柳田さんは安堵の表情を見せます。
柳田さんは公務員からの転身。就農14年目。マンゴー栽培は11年前から始め収穫は8年目となります。この間基本を忠実に守って栽培に励んできた。それだけに「(今年の収量ダウンは)初めての試練。これを教訓に来年は初心に戻ってマンゴー栽培に取り組みたい」と気を引き締めます。
