
JA尾鈴花き部会・河野昭弘さん(27)の川南町八幡地区にあるハウスでは、3月中旬からバラの出荷が始まっています。
現在出荷しているのは、昨年12月下旬に新たに苗を植えた大輪系の「ピンクフィズ」「ゴールドラッシュ」など3品種で、開花まで3か月半。河野さんは「イメージどおりの花が咲いた。直立して採花もしやすく、生産性もいい」と笑顔を見せます。
ハウス栽培のバラは、一度咲き始めると1年に6~8回花をつけます。だいたい3~4年で植え替えますが、10年近く持つ株もあるとのことです。
河野さんは20歳で就農し8年目。父・伊栄雄さんとともに26アールの圃場(ほじょう)で約20品種を育て、1年を通して出荷しています。
「皆さんに喜んでいただける美しいバラを、と日々努力している。バラは手に取りづらい高価なイメージがあるけど、もっと多くの人に親しんでもらえたら。いずれは自分のハウスを持って、すべて自分で手がけたバラをつくりたい」と昭弘さんは目を輝かせます。
