
JA尾鈴花き部会菊専門部は、栽培技術の向上と高品質な菊の出荷を目的として、現地検討会を定期的に開いています。
22日には都農町岩山地区の河野豊専門部長のハウスに生産者やJA担当者ら9人が集まり、夏菊の出荷へ向けて生育状況や栽培管理などを確認しました。また、児湯農業改良普及センターの花き担当・長谷夏紀技師より、4~10月の高温乾燥期に発生する害虫、特にアザミウマ類の防除について詳しく説明を受けました。
河野専門部長は「気温の上がる夏場は害虫が出やすいので、しっかり防除したい。また適期摘蕾に努め、専門部として質の高い花を出していこう」と呼び掛けました。
同部会では6人の生産者が約290アールで栽培。11~4月は「神馬」「光玉」「美吉野」などの冬菊、5~10月は「秀伯」「精の零」「精の蛍」「精の陽向」などの夏菊と、1年を通して出荷しています。
5月中旬からは白輪菊「精の零」の出荷が始まり、主に広島や福岡へと送られます。今年は生育が極めて順調で、安定した出荷が見込めそうです。
