
JA日向では5月31日、日向地域の香酸かんきつ「ヘベス」の出荷が始まりました。
出荷が始まったのはハウスもので、今年は玉太り、酸味、果汁量いずれも申し分ない上々の出来。初出荷にはJA平兵衛酢部会の川﨑泰富部会長と黒木照久さんが合わせて130キロを出荷しました。
川﨑部会長は「初出荷を迎えられて嬉しい。たくさんの人に食べてもらいたい」と話しました。黒木さんは昨年故郷の日向市へ戻り父親から継承し就農。「昨年と比べると良い大きさ。今年は収穫量3トンを目指す。ポテトサラダに入れるのがおすすめ」と話しました。
ハウスものの出荷は今後徐々に増え、今年度約9トンの出荷を見込んでいます。8月初旬頃からは、路地ヘベスの出荷も始まります。
ヘベスはピンポン玉よりやや大きく、さわやかな酸味とまろやかなうまみが特徴。種が少なく、果汁が多く、根強いファンも多い。地元では焼き魚や刺身、焼酎やビールに絞って味わいます。ビタミンCに加え、体内では合成されない必須アミノ酸も豊富に含まれ、夏バテ予防の効果も期待できます。
