
JA西都青年部ふれあい委員会と妻北地域づくり協議会は2日、西都市石貫地区の圃場で古代米の田植えを行いました。例年地域の子供たちも参加するが今年は新型コロナウイルスの影響で大人だけでの田植えとなりました。
古代米の栽培は「古事記」「日本書紀」に記された日向神話の伝承地をつなぐ「記紀の道」の景観を守るため、近隣の農家やJA青年部の協力で2017年から始まった取り組みです。
田植えや稲刈りを通じた子供たちの食農教育の場となるほか、地域住民の交流の場にもなっています。収穫したコメは「西都古墳まつり」で古代米雑炊として振る舞われ、わらは地域の神社のしめ縄に使用されます。さらにホタルが生息しやすい環境づくりやチョウのアサギマダラが好む花を植え、市の新たな魅力の発信にも寄与しています。
妻北地域づくり協議会の五島哲也会長は「古代米の栽培を通して子供たちにお米を育てる大変さや大事さを実感してほしい。」と話しました。
現在この活動をはじめとした記紀の道づくりを描いた映画「みちのみちのり」~西都市記紀の道の物語~の撮影も進められています。
