第66回宮崎県乾しいたけ品評会

【ＪＡ宮崎経済連】

　ＪＡ宮崎経済連と関係ＪＡ並びに宮崎県しいたけ振興会は6月22日からの2日間、五ヶ瀬町と日向市で「第66回宮崎県乾しいたけ品評会」の表彰式典を開催しました。
　例年6月に宮崎市内のホテルで品評会及び生産者大会を開催していましたが、今年は新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から中止。会場を2箇所に分け、4月に行った品評会の表彰式のみを関係者だけで執り行いました。
　最高賞の農林水産大臣賞に輝いたのはＪＡ日向の日與川（ヒヨカワ）和志さん・順子さん夫妻（諸塚村・出品区分は箱物香信）。
　夫妻は「今年は春先の気温の上下動が大きく、不安定な気象状況で大変難しい栽培条件となった。発生量が少なく不安があったが、良い物が出来た。名誉ある賞を頂き大変嬉しい。今後の励みにしたい」と受賞の喜びと意気込みを話しました。
　審査委員長を務めた宮崎県環境森林部山村木材振興課の有山隆史課長は「厳しい栽培環境ではあったが、生産者の並々ならぬ努力により各品柄とも品質の高いものが出品された」と講評しました。
　宮崎県の乾しいたけは中山間地域にとって極めて重要な産業であると共に、自然環境保全や農山村地域振興に大きく寄与しています。輸入品や菌床品との競合、生産者の高齢化などによる生産量が減少等の課題がありますが、イベントの開催や輸出に力を入れるなど需要拡大に努めています。