JA宮崎中央会とJA宮崎経済連は4日、宮崎市のJAビルで農林水産省の森健畜産局長らと宮崎県の畜産分野の課題について意見交換を行いました。
JA宮崎中央会の福良公一会長は「鳥インフルエンザや豚熱など家畜防疫に対するリスクは依然として高い。高レベルな防疫体制を全国に展開するよう支援をお願いする」と要望しました。
JA宮崎経済連の坂下栄次会長は「飼料価格高騰対策のため配合飼料価格安定制度の基金枯渇への対応をお願いする。また、豚熱のワクチン接種県の拡大に伴う種豚の供給体制の確立をお願いする」と要望しました。
森畜産局長は「宮崎県の畜産関係者の家畜防疫に対する危機感は強く、尊敬に値する。畜産農家が安心して生産できるよう支援していく」と答えました。
森畜産局長らは意見交換に先立ち、JA宮崎経済連の関連会社(株)ミヤチク都農工場と口蹄疫メモリアルセンターを視察しました。
農水省は7月に組織再編を行い、畜産生産基盤の強化を推進する「畜産局」を設置しています。