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- 雌子牛最高価格販売者 加藤さん(北川町)4度目の快挙 たゆまぬ努力の賜
東臼杵郡市畜産農業協同組合連合会と東臼杵郡市肉用牛改良協議会は10月下旬、2020年度子牛せり市の年間最高価格販売者を表彰しました。JA延岡管内からは雌子牛の部で延岡市北川町瀬口の加藤洋子さん(70)が最高価格販売者に輝きました。加藤さんは35年ぶり通算4度目の快挙。せり販売価格は151万8000円でした。
表彰式は11月に延岡家畜市場で予定されていた第23回東臼杵郡市肉用牛改良増頭研修会で行われる予定でしたがコロナ禍で中止に。そこで同畜連および協議会の楠田富雄会長(JA延岡組合長)と畜連の白坂秀喜参事が加藤さん宅を訪れ、賞状とトロフィー、副賞の宮崎牛を手渡しました。
加藤さんは飼育歴50年。夫の教弘さん(74)と常時7、8頭を飼育。「下痢等させないよう青草は避けて干し草、ワラなどを与えている」と健康管理に細心の注意を払い日々牛の世話に追われる。久しぶりの栄冠に夫妻は「とてもうれしい。今後の励みになる。これからも精進して良い牛を育てていきたい」と意欲を燃やします。
夫妻の支えとなっているのが孫の内越遥己さん(20)です。会社務めをしながら1ヵ月の大半は手伝いに来ます。餌やり、堆肥出しなど今や貴重な戦力。牛が好きで自らも「いつかは牛飼いになりたい」と頼もしい孫を夫妻は見守ります。楠田会長は「夫妻には、これからも先頭に立って東臼杵郡市の畜産界を盛り上げてほしい。お孫さんの存在も大きい。将来が楽しみだ」と祝福しました。
楠田会長は去勢子牛の部の最高価格者、日向市塩見の松木昌弘さん(69)=せり販売価格138万9300円=宅も訪問。松木さんは元JA延岡畜産指導員で楠田会長の祝福に感激していました。