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JA宮崎経済連 配合飼料・燃料価格高騰対策 総額約7億円助成

【JA宮崎経済連】

  JA宮崎経済連は19日、配合飼料及び燃油価格高騰対策を、県下JAを通じて行うことを発表しました。
 畜産総合経営安定対策として、配合飼料の価格高騰対策を実施。また燃油高騰対策として、燃油使用量節減のための保温強化資材導入経費及び、A重油への支援策など、総額約7億円の支援を実施します。
 本県の農業を取り巻く環境は、配合飼料価格や燃油の高騰、また長引く新型コロナウイルスの影響や天候などの要因により、需要・価格の変動をもたらし、厳しい価格展開が続いています。
  畜産では昨年10月以降、配合飼料価格が4期連続の値上げとなっており、これまでにない水準が続いています。販売面でも上昇した生産費を価格に転嫁することが難しい状況です。
  施設園芸では、施設加温燃料の高騰による生産費の大幅増に加え、重油の使用を控えることによる出荷量減少及び品質低下が生じることで、所得減の可能性が懸念されています。販売面では、園芸において主要な品目での直近単価が90%以下になるなど、厳しい環境となっています。
  これらを受けて生産者は、畜産では生産性の向上や自給飼料への取り組み、園芸では収量アップや省エネ対策を日々努力しているが、これだけで解決できる段階では無くなっています。このような環境が続くと、本県農業の基盤が崩落しかねない局面にあり、「食の安全・安心、食の安定供給」などの面に影響が及ぶことが考えられます。
  JA宮崎経済連の坂下栄次代表理事会長は「このような対策を行うことで、生産者の意欲が低下しないよう喚起を続け、JAグループとして農家を守っていきたい」と話します。

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