
JA延岡たけのこ部会は1月12日、延岡市行縢町の行縢神社で安全祈願祭を行いました。新型コロナウイルス感染対策で部会員最小限の出席とし、JA、市役所など関係者ら15人が作業安全、豊作を願いました。
この日は今季2度目、今年初めての出荷日。3人が66.3キロを同市高野町のJA高野選果場に持ち込みました。うち41キロがJAブランドの「金の筍」。全量、東京方面に出荷しました。
芽が黄色(黄金)なのが「金の筍」。芽が空気に触れると光合成で緑色に変色するため土の中に芽がある間に収穫します。白くて甘くシャキシャキした食感が特徴で、高級料亭などが好んで利用します。同市のふるさと納税の返礼品としても好評です。
同部会の小野昭治部会長は「裏年で収量は前年の3分の1ほどだが、適度な降雨もあり順調に育った。2Lクラス(400~450グラム)が多く品質も上々」と笑みを見せました。
JAの楠田富雄組合長は「裏年にもかかわらず生産者の皆さんの努力でりっぱなタケノコが育っている。健康に留意して作業に励んでほしい」と激励しました。
収穫は3月下旬まで続き、4月から1ヵ月間は加工用として出荷する。今季は32.5トン(青果2.5トン、加工用30トン)の収量を見込みます。部会員は19人で管理面積は11ヘクタール。
