
JA宮崎経済連の協同会社である(株)宮崎経済連直販は13日、同社が所有する茶室「茶楽庵」(宮崎市)にてお茶会を開きました。JA宮崎経済連グループの関係者を含む14名が参加し、西都市で生産された抹茶がふるまわれました。
この茶会は11年前から毎年開催していたが、昨年は新型コロナウイルスの感染拡大を受け開催が出来ない状況でした。しかし今年は、感染状況が落ち着いていたことや、今年4月の茶工場施設移転に伴い茶室が閉鎖されるため、節目のお茶会として実施されました。
茶室では、表千家吉岡敦子氏の指導を受けた宮崎経済連直販の井上美和係長がお点前を披露。春の海の音色が流れる中で、参加者はお茶の作法や歴史、これまで行われてきたお茶会の説明を受けながらお茶を堪能しました。
宮崎経済連の坂下栄次代表理事会長は「茶加工場が新たに建設されるので、お茶の需要拡大を目指すと共にお茶の文化を広めたい」と語りました。
宮崎経済連直販茶業課の黒瀬善隆課長補佐は「2020年産の荒茶の生産量は約3340トンで、宮崎県は全国4位のお茶の生産県。茶の需要が減少している中で、今回の祝事を通じて日本古来の茶を広めていきたい」と語ります。