地域農業の新たな姿を探る／新富町が民間企業と連携協定

【ＪＡ児湯】

　宮崎県の新富町は1月25日、先進的な農薬・肥料、栽培技術の研究開発などを手がけるOATアグリオ株式会社（本社：東京都）と「持続可能な地域農業の振興と発展に関する連携協定」を締結。新富町役場で締結式を行いました。今後は町とＪＡ児湯が共同で設立した一般社団法人「ニューアグリベース」が管理する試験研究用ハウスで、スマート農業による農作業の自動・省力化の技術開発や、環境負荷・化学肥料の低減が期待される有機質肥料活用型養液栽培（プロバイオポニックス技術を用いた養液栽培）の実践・普及に向け、地域の農業者も交えた共同研究に取り組みます。
　今回の提携について、同町の小嶋祟嗣町長は「町の基幹産業である農業の発展に向けて、行政だけでなく民間企業との協力が必要」と強調し、同社の岡尚代表取締役社長は「弊社の持つ技術を活かし、持続可能な農業の確立・発展に取り組む」と今後の展望を話しました。