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山あいの里が育てる逸品 中玉トマト収穫/上鹿川の中村さん夫妻

【JA延岡】

 延岡市北方町上鹿川の名産、中玉トマトの収穫が7月中旬から始まっている。3戸が栽培し作付面積は22アール。収穫は11月中旬まで続き、10トンの収量を見込む。標高500メートルの山あいの里だけに厳しい寒暖の差が色づきのよい引き締まった高品質の中玉トマトを育てます。
 上鹿川中玉トマト部会の部会長、中村義幸さん(61)も妻のみえさん(43)と収穫に励む。ハウスは5棟。栽培面積11アール。品種は病気やカビに強い「505」。以前はミニトマトを栽培していたが、10年前に選別など出荷作業負担の軽い中玉トマトに切り替えた。
 収穫は午前中。月、水、金曜日の3回。病害虫もなく順調に生育した中玉トマトを夫妻は色づきや大きさなど見極めながら1個、1個ていねいに摘み取っていく。自宅で選別して5キロ箱に入れ、それぞれ翌日に集会所「神楽館」に持ち込む。みえさんは「JA延岡の方が往復1時間半以上もかけて北方選果場まで運んでくれるので助かります」とJAへの感謝を語る。
 収穫した中玉トマトは同JAを通して宮崎市の市場に出荷。一部をJAの産地直売所「ふるさと市場」や同町の道の駅「北方よっちみろ屋」に届ける。「現在の栽培面積を維持しながら、技術を向上させ、もっとおいしい中玉トマトを育てたい」とレベルアップを目指す中村さん夫妻です。


中玉トマトを収穫する中村さん夫妻

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