JA宮崎中央会は9月下旬、宮崎市で、県内JAのトレーニングハウスや県の農業実践塾などの研修生らを集め、新規就農研修生セミナーを開きました。JA研修生27人と県の農業実践塾生12人をはじめ78人が出席。協同組合の意義や理念を学び、先輩農家やJA青年部が就農に向けて助言した。事前アンケートを通じて把握した、研修生が抱く農業などに関する不安を拭うための情報交換も行いました。
同中央会の福良公一代表理事会長は「新規就農者育成・支援がより充実していくよう、地域と一体となって取り組んでいく」とあいさつ。JA尾鈴の新規就農研修事業の卒業生で川南町で「さららピーマン」を生産する保坂政孝さんが先輩農家として、「農業は『仕事』ではなく『生き方』であり、どうして農業を始めたいのかということを考えながら研修に臨んでほしい」とアドバイスした。また、施設ピーマンを44アールで栽培する、JA宮崎県農青協の坂本裕之副委員長(新富町)は「農業には正解はなく、自分がこうしたいと思ったことができたら正解。自分の営農スタイルを見つけてほしい」と話しました。