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- 普通期水稲出荷開始 水稲検査も始まる
宮崎県内有数の米どころ、えびの市では9月下旬から、稲刈りが始まりました。
米農家の田ノ畑徳和さん(67)は、10月4日に稲刈りを開始。コンバインで黄金色に輝くヒノヒカリを刈り取る。先月の台風14号ではえびの市内全域で、収穫を間近に迎えた稲の倒伏等の被害が出た。田ノ畑さんは「(自身の圃場では)幸いにも台風の影響が少なく、平年並みの時期に刈り取りができた」と話す。
またJAえびの市では4日から、えびの市ライスセンターで検査を始めた。初日には「ヒノヒカリ」733袋とフレコン5本を検査。農産物検査員の資格を持つJA職員ら4人が、実用標準規格品と見比べながら等級を審査しました。
水稲担当指導員で検査も行うJA農産園芸課の内村直樹課長補佐は「台風の影響に落胆する声もあるが、指導員として生産者に寄り添いたい。また、公正公平に検査を行い、おいしい米をいち早く消費者へ届けたい」と話した。
JA管内の主食用米の作付面積は約1130ヘクタール。新米の販売は10月初旬から始まっており、県内を中心に、鹿児島、沖縄、京都などに約2000トンを販売する予定です。