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- 農業を守る事業承継業務提携を締結/宮崎市
宮崎市は10月中旬、地域農業の担い手確保のため、事業承継マッチングプラットフォームを運営する(株)ライトライトと、農業分野の事業承継にかかる業務提携に調印しました。調印式では宮崎市の清山知憲市長と同社齋藤隆太代表取締役が業務提携について署名した。
農業分野に特化した事業継承に関する業務提携は初の試み。締結後インターネットサイト「relay the local(リレイザローカル)宮崎市」の共同運営を開始。後継者募集側の産物の魅力や特徴、引継ぎにおける要望等を記事にして掲載し、全国に向け後継者を公募する。
宮崎市では農業従事者の減少と高齢化に伴い地域農業の担い手確保が急務となっている。資材高騰により新規就農者の参入が難しいなか、市では本サービスの後継者募集事業者の選定や声掛けを行う。JA宮崎中央、宮崎県農業振興公社、宮崎県中部農業改良普及センターなどの機関が協力して第三者承継の普及啓発に取り組みます。
齋藤代表は「農業は宮崎市にとって重要な産業であり、高齢化が激しい分野である。農家の方が大切に守ってきた土地は思い入れも強い。共に積極的な募集、マッチングを行い、他の地域に提供できるよう実績を出したい」と話した。
なお、この取り組みは連携可能性を模索するため実証実験として、2023年3月31日までの期間を設けた取り組みです。