JA宮崎中央会は17日と18日、宮崎市のJA学びの杜(もり)で、IT活用業務改善研修を初めて開きました。日々の業務における改善点に気づき、改善への実効性を高めるのが目的。JA・連合会の総務企画・購買・販売部署などから20名が参加した。
第1回となる今回は、IOTガジェット研究所の徳山竜喜氏を講師に、ITツールの理解や導入する目的と進め方など事例を踏まえて学んだ。グループワークでは、各部門代表者の業務フローを作成し、ITツールなどを活用して改善できる部分がないかなど意見を交わし、課題を共有しました。
また、県内JAでのRPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)導入事例を宮崎県農協情報センターが紹介した。
教育センターの落合光男センター長は「IT化する目的を明確にし、その達成に向けた手段としてITツールを活用してほしい。業務改善により得られた時間は業務強化や組合員との交流に向けてもらいたい」と参加者に呼びかけた。
参加者からは「現状の仕事内容を見直す良い機会となった」「業務課題や改善のヒントをつかむことができた」などの意見があった。
第2回目は、エクセルを活用した分析手法や情報の有益な活用方法などを伝える予定です。