宮崎県農協青年組織協議会(長渡孝太委員長)は10月下旬、JA・AZMホール(宮崎市)で第65回JA宮崎県青年大会を開きました。「組織活動実績発表」の部ではJA児湯新富支部青年部の福山隆さん、「青年の主張」の部ではJA尾鈴青年部養豚専門部の北山岳さんが最優秀賞に輝いた。2人は、12月13日に宮崎市で開かれる九州大会に県代表として出場します。
県内の青年部員約120人のほか、河野俊嗣宮崎県知事、JA宮崎中央会の福良公一代表理事会長ら計140人が出席した。
組織活動実績発表で福山さんは「農業の持続的発展と活力ある地域の為に」と題して発表。新富町とJA児湯が昨年6月に設立した一般社団法人「ニューアグリベース」が、同町の新規就農希望者にピーマンの栽培研修や耕作地選定などの就農準備支援を行っていることを説明。「研修修了生と信頼関係を築き、青年部を新規就農者の悩みを解決する場としていきたい」などと語った。
JA青年の主張で北山さんは「持続可能な養豚業を目指して」と題して発表。父と養豚業を営み、自分たちや地元農家が育てた飼料用米を餌に配合するなどSDGs(持続可能な開発目標)を実践。「輸送費がかからず、地域活性化にもつながる」とメリットを強調しました。
長渡委員長は「組織の代表として堂々とした素晴らしい発表がそろった。参加した青年部員には刺激を受けてもらいたい」と話した。
また、JA青年部フォトコンテストと手作り看板・アートコンクールの結果も発表した。主な結果は次の通り。
▽フォトコンテスト=(最優秀賞)田上貴人(JA高千穂地区青年部田原支部)
▽手づくり看板=(優秀賞)JA都城青年部志和地支部、JA尾鈴青年部
▽アート=(優秀賞)JA日向青壮年部