みやざき完熟きんかん「たまたま」全国で解禁

　【ＪＡ宮崎経済連】

　みやざき完熟きんかん「たまたま」と「たまたまエクセレント」の販売が16日スタートしました。「たまたま」が全国36市場へ、また「たまたまエクセレント」が23市場へ出荷され、初せりではエクセレント1kg箱100,000円と過去最高値で取引されました。
　完熟きんかん「たまたま」は開花から210日間を目安に樹上で完熟させ、糖度16度以上直径2.8cm以上の基準を満たす必要があります。中でも糖度18度以上、直径3.2cm以上のものは最高級の「たまたまエクセレント」として出荷しています。また栄養機能食品として表示販売開始から5年目を迎えました。
　この日は販売解禁に併せ、ＪＡ宮崎経済連と宮崎県果樹振興協議会が、宮崎市中央卸売市場、延岡綜合地方卸売市場、東京青果の3会場にて解禁PRを行いました。東京青果では、河野俊嗣宮崎県知事が、宮崎市中央卸売市場にはＪＡ宮崎経済連の坂下栄次代表理事会長がせり台に立ち、きんかん「たまたま」の販売の促進を呼びかけました。
　経済連の坂下会長は「過去最高値がついたことは、農家にとって大きな励みになる。台風や農業資材高騰の苦労の中、生産者が愛情込めて生産した「たまたま」をぜひ多くの方に食べて頂きたい」と話しました。
　経済連によると、みやざき完熟きんかんは県内12ＪＡ、230戸で栽培されており、生産量は約1,145トン（前年比約110％）を計画しています。