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- 空飛ぶ新玉ネギ収穫最盛 初せりで1玉1万円! うれしいと大張り切り/延岡市の山口さん夫妻
JA延岡ブランド「空飛ぶ新玉ネギ」の収穫が最盛期を迎えています。3月下旬まで続く。延岡市緑ヶ丘の山口初義さん(79)も妻の憲子さん(77)と収穫・出荷作業に追われる。今年は2月2日の初せりに出荷した玉ネギが1玉1万円で落札されたことで「うれしい。励みになる」と大張り切りだ。
山口さんは除草、施肥、水やり、寒冷紗の固定など圃場管理を徹底する。基本を忠実に守ることで昨年の台風14号、1月の寒波等の影響を受けることなく今季も順調に生育。「身が締まった良い玉ネギができた」と胸を張る。
就農20年。父から田んぼの一部を譲り受けたのを機に建設業から一念発起し農業へ。「元来、農業が好きだったから迷いはなかった」と山口さん。当初から水稲と玉ネギの二毛作。玉ネギは「空飛ぶ新玉ネギ」に絞って栽培。品種は「トップゴールド」と「アリオン」。順次、作付面積を増やし現在80アール。
圃場は同市の大貫町、片田町、小野町などに散在。長い移動時間を苦にすることなく毎日、元気に作業に励む。収穫した玉ネギは自宅で洗って選別し、葉を30センチにカットしてから箱詰め(20玉)してJAの塩浜選果場に出荷。一部JAの産地直売所「ふるさと市場」に届ける。
初せりの結果を受けて意欲が湧いてきたという山口さん。「これまで続けて来たことが報われた。もう少し作付面積を増やそうかな」と笑顔の毎日です。