
東臼杵北部地区農業経営指導士会は2月7日、延岡市の東臼杵北部農業改良普及センターで農業経営指導士と新規就農者との意見交換会を開きました。農業経営指導士7人と新規就農者17人(就農希望者、雇用就農者含む)が地域農業の目指す方向性など探りながら交流を深めた。
同交換会は新規就農者等の経営管理能力の向上と農業者間の交流を図るのが狙い。昨年から開いている。関係機関からも11人が出席し、市の農業の概要や課題などの情報を提供しました。
指導士会の牧野恭広会長は「新規就農者の皆さんとの絆を深め課題や悩みを一緒に克服していきたい。早く皆さんの経営安定を実現すべく努力する」とあいさつ。力強い激励に新規就農者たちは目を輝かせながら聴き入っていた。
経営班、労力班、技術班の3班に分かれての分科会では、それぞれのテーマにそって活発な意見を交わした。指導士たちは肥料の選び方、経費削減の工夫、作付け計画の立て方、規模拡大のタイミングなど新規就農者のさまざまな質問に丁寧に答えた。
農業経営指導士のひとりとして出席したJA延岡の川原博之副組合長は「JAは技術、販路、資金などあらゆる面で皆さんを支援していく。何でも気軽に相談してほしい」と話した。
一昨年に就農したシキミ農家の阿部圭介さんは「これまで1人でやってきたので、いろいろな人の話が聴けて良かった。これからも機会があれば交換会に参加したい」と話しました。
