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- 手製道具で種まき・空飛ぶ新玉ネギ・太田さん夫妻・延岡市
JA延岡ブランド「空飛ぶ新玉ネギ」(トップゴールド)の種まきが2日から始まりました。栽培農家は50戸で、作付面積8ヘクタール。今月中旬には種まきが終わり、収穫は来年1月中旬を見込みます。
延岡市妙町の太田喜平さん(76)、ヤス子さん(75)夫妻は3日、3アールに種をまいた。ヤス子さんが溝を作り、そこに喜平さんが絶妙のタイミングで種をまいていきます。
軽やかな農作業の秘密は手作り道具です。溝を作るのは、管理機の耕す深さを調整する尾輪に長い取っ手を付けたもの、種まきは球形のプラスチック容器に等間隔に穴を開け、持ち手を取り付けた「種まき器」を使います。太田さん夫妻は「もう5年ほど経ち、立ったまま作業ができるので体の負担も少なくなった。だからまだまだ頑張らなくては」と笑顔を見せます。
玉ネギ栽培歴は20年超で、JAの勧めで栽培をスタートしました。「貴錦」「浜笑」など切り玉ネギを含めると栽培面積は80アール。特に「空飛ぶ新玉ネギ」の栽培には定評があり、同JA玉ネギ部会から2度も優良農家として表彰されている。