
延岡市立南方小学校の3年生119人は3月7日、延岡市の畑(2アール)で「空飛ぶ新玉ネギ」を収穫しました。JA延岡が苗や肥料代の助成、作業のサポートなど協力していることから、川原博之副組合長や富士本慎南方支店長も駆けつけた。
玉ネギを育てることで子どもたちに農家の苦労や「食」の大切さを学んでもらおうと、地元で農業を営む甲斐俊行さんが毎年自らの畑を提供して実施。今年で22年目となる。今季は昨年10月に1600本の苗を定植。品種はアリオン。水やり、除草などの管理は甲斐さんと児童たちとで行いました。
収穫では、大きく生長した玉ネギが土の中から顔を出すたびにみんな大喜び。甲斐さんが「皆の愛情が伝わり玉ネギもりっぱに生長した。今年の初セリで1玉1万円の高値がついたが、この玉ネギはそれ以上の価値がある」と話すと、児童らは歓声を上げた。
参加した鬼塚健聖くんは「思ったより引き抜くのが大変だったが、いい思い出になった。おうちでカレーやオムライスにたくさん入れてもらう」と笑顔を見せました。
