【みやざき】JA宮崎中央会の福良公一会長(宮崎県農民連盟委員長)は11日、県内出身の江藤拓衆院議員が農相に就任したことを受け、宮崎市内で記者会見を行いました。農業を取り巻く環境について「課題が山積み」と述べ、江藤農相に対策の必要性を訴えました。
対応が必要な項目には、①食料・農業・農村基本計画の見直し②食料自給率の向上や食料安全保障③日米貿易交渉など農業のグローバル化④家畜疫病など防疫対策や自然災害への備え⑤生産基盤の脆弱化―などを挙げました。
その上で「県内は中山間地が多く、家族経営中心。江藤農相は(県出身者として)地域の声を農業政策に反映し、強力なリーダーシップを取って欲しい」と求めました。同席したJA宮崎経済連の新森雄吾会長と壹岐定憲は「宮崎牛の欧州連合(EU)輸出など、攻めの農業への支援策も期待する」とコメントしました。