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- りんどう生産本格化
宮崎県西臼杵郡では2016年に県の依頼を受け、りんどうの定植の実証実験を始め、3年目の今年、生産が本格化しました。りんどうはフラワーアレンジメントや仏花として人気であり、花持ちも良い。主産地は岩手県や秋田県など東北地方が主体です。同地区の中山間地域特有の冷涼な気候を活かし、現在管内では10戸が生産しています。近年の物流コストの上昇などから品が不足し、九州内の市場でりんどうの需要が高まっています。市場の評価も高く、現在、特産品に向けての取り組みも行われており、独自の品種開発も予定しています。
実証実験に当初から参加している高千穂町の馬原淸喜さんは今年4500株を出荷する予定です。馬原さんは「りんどうをきかっけに若い世代に農業に興味を持ってもらいたい。特産品になれば地域の活性化にもなる」と話しました。